山陽新幹線・九州新幹線の特急券をインターネット予約できる「eきっぷ」。
JR西日本の「e5489」の会員とJR九州の「JR九州インターネット列車予約」の会員なら利用ができます。
この「e5489」は、乗車する日の当日の予約ができます。ただ、出発日の2日前までの購入は通常料金と変わりません。
逆に、早めの予約・購入すれば、割引率の高いきっぷが利用できます。3日前、14日前と早ければ早いほど割引率が高くなります。
今回はこの「eきっぷ」について解説します。
eきっぷの料金を比較
eきっぷで予約・購入できるのは、「特急券」のみとなります。新幹線に乗車するには、別途、目的地までの「乗車券」を購入しなくてはいけません。
料金の一例は以下の通りです。
乗車区間 | 通常の料金(正規料金) | eきっぷ | e早特きっぷ | スーパー早特きっぷ |
当日購入可能 | 一か月前から出発時刻6分前まで購入可 | 3日前までの予約 | 14日前までの予約 | |
鹿児島中央~岡山 | 21,080円 | 19,310円 | ー | 14,260円 |
鹿児島中央~新大阪 | 22,630円 | 20,520円 | 19,040円 | 14,670円 |
佐賀~新大阪 | 17,330円 | 14,690円 | ー | ー |
熊本~新大阪 | 19,200円 | 17,080円 | 16,170円 | 13,100円 |
熊本~広島 | 13,790円 | 12,130円 | ー | 11,200円 |
熊本~岡山 | 17,320円 | 14,840円 | ー | 12,730円 |
※上記の料金は通常期です。
※区間はあくまで一例です。この他にも設定区間があります。
※通常期の乗車料金と特急料金を合計した金額です。
「e早得」は3日前までの予約、「スーパー早特」は14日前までの予約が必要です。 ただ、設定されていない区間もあります。また、席数も限定となるため希望の列車では利用できないこともあります。
eきっぷの使い方
利用は以下の流れで行います。
- e5489またはJR九州インターネット列車予約で予約・購入
- 駅で紙のきっぷに引き換えます。
- 通常の電車に乗る時と同じように、乗車券と特急券を自動改札機に通す
- 予約した列車に乗車する
※乗車券を別途購入しなくてはいけません。
購入は乗車日の1か月前から、当日の列車の出発時刻の6分前まで予約・購入ができます。
予約と購入はネットでのみ行えます。駅での購入はできません。駅ではきっぷの受け取りのみとなります。
eきっぷの変更と払い戻し
eきっぷの変更と払い戻しについてです。
eきっぷの変更
eきっぷの変更は、きっぷの受け取り前と受け取り後で、対応が異なります。
【きっぷの受け取り前の場合】
駅でのきっぷの受け取り前の場合で、出発時刻の6分前までならば、何度でも変更が可能です。
なお変更の手続きは、「eきっぷ」の会員サイト内で行わなければいけません。
【きっぷ受け取り後の場合】
駅できっぷを受け取った後の場合は、変更は一切できません。
eきっぷの払い戻し
eきっぷの払い戻しも同様で、受け取り後、受け取り前で異なります。
【きっぷ受け取り前の場合】
きっぷの受け取り前の場合なら、乗車日当日まで、座席1席につき340円の払い戻し手数料を払うことで払い戻しが行えます。
【きっぷ受け取り後の場合】
きっぷの受け取り後で、「乗車日の2日前まで」ならば、座席1席につき340円の払い戻し手数料を支払えば払い戻しが行えます。
乗車日当日で、「予約した列車の発車時刻の前まで」なら、発売額の30%を払い戻し手数として支払うことにより、払い戻しを行えます。
なお、自由席の場合は220円の払い戻し手数料を支払えば、払い戻しができます。
【列車発車時刻を過ぎた場合】
列車の発車時刻を過ぎた場合は、払戻はできません。
eきっぷの自由席の払い戻し
自由席の場合、きっぷの有効期限が過ぎていなければ、220円の払い戻し手数料を支払うことで、払い戻しを行えます。