山陰エリアから、東京・横浜方面がお得に往復できる、「のぞみ早特往復きっぷ」について解説します。
「のぞみ早特往復きっぷ」とは米子・松江・出雲市の山陰エリアから横浜市内or東京都区内を往復する際にお得になるきっぷです。
岡山までは在来線(特急やくも)、岡山からは東海道・山陽新幹線「のぞみ号」を利用して東京or横浜を往復できます。
きっぷの有効期限は7日間となっており、7日間で往復しなくてはいけません。
これがルールとなっております。
ただこのようなルールがあっても、7日間に往復するなら、通常料金よりも安く利用することが出来るのでおすすめです。
それでは解説します。
料金
料金は以下の通りです。
以前は設定区間が複数ありましたが、2017年に設定区間の変更が行われ、現在利用できる区間は、下記の表の区間のみです。
設定区間 | おとな | 子ども |
米子ー東京都区内 | 31,430円 | 15,710円 |
米子ー横浜市内 | 31,430円 | 15,710円 |
松江ー東京都区内 | 31,430円 | 15,710円 |
松江ー横浜市内 | 31,430円 | 15,710円 |
出雲市ー東京都区内 | 31,430円 | 15,710円 |
出雲市ー横浜市内 | 31430円 | 15,710円 |
※学割はありません。
冒頭で説明しましたが、きっぷの有効期限は7日間ですので、7日間で、「行って」⇒「帰ってくる」をしないといけません。
各出発地から岡山間は「特急やくも」を利用(在来線)して、 岡山~各到着地までは新幹線のぞみ号(普通車指定席)を利用します。
のぞみ早特往復きっぷの使い方
①~④の流れで行います。
- 出発日(乗車日)の21日前~7日前までに、JRの駅の窓口で購入
- 当日、通常の列車に乗る流れで、自動改札機にきっぷを通す
- 購入時に予約・指定された列車に乗る
- 降車するときもいつも通り、きっぷを改札に通して改札外へ
上記の流れで行います。
帰りも同じです。
往復きっぷなので、購入する時は、2枚きっぷが発行されます。一枚は「行きのきっぷ」、もう一枚は「帰りのきっぷ」です。
予約・購入は出発日(乗車日)の21日前から7日前までに行わないといけません。有効期限は7日となっておりますので、7日以内に往復しないといけません。
また、このきっぷは米子or松江or出雲市のいずれかを出発して東京or横浜を往復するきっぷです。
逆の場合は使えませんのでご注意ください。
例えば、「東京を出発⇒出雲市へ行き、帰ってくる」ということはできません。
のぞみ早特往復きっぷの購入場所とは?
購入は、JRの駅の窓口または、ネット予約サービスの「e5489会員サイト」で行います。
変更と払い戻し
予約の変更は一切できません。
払い戻しは、未使用で使用開始日前or有効期間が残っている場合のみ、手数料を引いた額が払い戻せます。
乗車日(出発日)の2日前までの手数料は以下の通りです。
「通常運賃の払い戻し手数料」+「料金払い戻し手数料」=「のぞみ早特往復きっぷの払い戻し手数料」
上記の式は、必要数字を入れて計算すると、合計1220円となります。
前日以降は、特急料金の部分の30%が払い戻し手数料です。
まとめ
- 乗り遅れの場合は往路は運賃のみ有効
- 後続の新幹線に乗る場合は別途特急券を買わなければいけない
- 復路は乗り遅れたら後続の新幹線に乗ることができる
- のぞみ早特往復切符に、学割や子供料金はない
- 購入は駅窓口でのみ